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単位って何?必修科目って?工学部大学生の単位の仕組みや取り方を簡単に解説します!

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高校時代はありませんが、大学からは新しく単位というものが存在します。

 

これから大学生になる人や、これから履修を組もうとしているひとで「ガイダンスで単位って言われたけどいまいちよくワカラナイ…」という人がいると思います。

 

私も入学したときは、先輩に「単位は落とすなよ!」と言われても単位とは何ぞや?状態でした。

 

よくSNSなどで「落単した~」という大学生の投稿を見たことがあると思います。その単が単位のことです。

 

つまり落単とは「単位を落とした」ということです。落単しないようにこの記事から単位というものを理解してくだい!

 

 

単位とは

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単位とは、卒業や進級で必要になる重要なものです。

 

科目ごとに数が決められていて、その科目で定められた合格基準を満たすことで単位を取得できます。基本的に1科目の単位数は1~3ほどです。

 

簡単に言うと、「単位=ポイント」だと思ってもらえればいいです。ある科目を履修し、合格すれば、科目ごとに決められたポイントをもらえます。

 

卒業にはどのくらいポイントが必要なのかあらかじめ決まっていて、そのポイントを集めることで卒業することができます。

 

卒業に必要な単位数は?

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一般的に卒業に必要な単位数(ポイント数)はほとんどの大学で128単位前後となっています。つまり卒業には128ポイントを手に入れる必要があるということです。

 

履修する授業を決める前に、自分の通う大学の卒業単位、進級に必要な単位数の確認をしておきましょう!

 

卒業論文を書くのに必要な単位

工学部などの理系は、4年生で卒業論文を書くことになります。この卒業論文に取り組むのにも必要な単位数が設定されている場合もあるので、それも確認する必要があります。

 

だいたい120単位取得で卒業論文が書ける大学が多いです。4年生で卒論が書けないと卒業ができないので、実質的に留年と同じです。

 

工学部をはじめとする理系は、卒業論文に必要な単位数を確認し、3年生が終わるときには、卒論に必要な単位数以上の単位をとれているようにしてください!

 

単位は1年間で年間でどのくらい取得できるの?

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卒業や卒論に書くために、単位が必要ということはある程度わかってもらえたと思えます。じゃあ1年生でたくさんとれば、あとで楽できるじゃん!とおもった人もいるでしょう。

 

残念ながらできません…

 

多くの大学ではCAP制というものがあり、このCAP制によって1年間で履修できる単位数が制限されています。

 

CAP制とは

CAP制とは1年間に履修できる単位数を制限するものです。

 

大学が履修単位数を制限する理由は、学生の予習、復習の時間の確保のためです。

 

もし、無制限に授業を履修できるとして、たくさんの授業をとったとしましょう。すると、多くの課題やテストに追われることになり、結局単位を落としてしまいます。

 

CAP制があって履修する数を制限されてる今でも、レポートや課題で結構大変です。工学部・理系は特にレポートや課題が多く、もしCAP制以上の科目を履修すると考えると、絶望すると思います(笑)

 

一般的に、1年間で40後半まで履修できる大学がほとんどです。

 

4年間の単位の取り方

卒業単位数が128単位だとしたら、単純に一年間で32単位取得すればよいことになります。

 

しかし、3~4年は就活や卒業研究など、授業以外にも多くの時間が必要になります。そのため、なるべく1~2年である程度の単位をとっておいて、3~4年で楽できるように単位を計画的に取りましょう。

 

できれば、4年生は授業をとる必要ながないように、卒業研究だけに集中できるように単位をとっていくのがいいでしょう!

 

 1~2年は頑張って、CAPギリギリまで単位を取りましょう!

必修や選択必修の違いは?

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大学の卒業単位などをみると、「必修単位〇単位」「選択必修〇単位」と書いてあると思います。

 

大学の科目は、必修科目、選択必修科目、選択科目の3種類があります。

 

大学の説明を聞いてもよくわからないものなので、わかりやすく解説します。

 

必修科目

必修科目とは所属している学部・学科を卒業するために、必ず必要な単位となります!

 

必修科目となっている科目は、必ず履修し、単位を取得しなければなりません!必修科目は必ず忘れずに履修しましょう!

 

選択必修科目

選択必修科目とは、あるグループの選択必修科目からいくつか選択して履修し、単位を取らなければなりません。

 

例えば、下のような化学という選択必修のグループがあるとします。

科目名 単位数
化学A
化学B
化学C
化学D
化学実験

もし、卒業に必要な化学の選択必修の単位数が「4」と定められていたなら、うえの科目から単位数が合計4になるように履修し、単位を取得する必要があります。

 

(例1) 化学A、B、C、Dを履修し、1+1+1+1=4

(例2) 化学A、B+化学実験を履修し、1+1+2=4

 

例のように自分である程度組み合わせて履修することができます。

 

定められた単位数以上取得しても単位数の足しになるので問題ないです。

 

選択科目

 選択科目は卒業するために必要な科目として、特に指定されていない科目のことを指します。

 

必修科目や選択必修科目では卒業単位には足りないので、選択科目を履修し単位を稼ぐ必要があります。

 

基本的に単位稼ぎなので、楽な教科や好きな教科で選ぶといいかと思います。

 

まとめ

  • 単位とは「ポイント」みたいなもの
  • 科目ごとに単位数(ポイント数)が決まっている。
  • 卒業や進級に必要な単位数があり、それを満たすように単位を取得する
  • 1~2年生で、できるだけ単位をとる

とりあえず、この4つを覚えておいてください!

 

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